ポッチャマと同じぐらいの背に体、歩くスピードは何処か似てる。
どっちも生まれたばかりだからかな?
ポッチャマは既に何日も経っているけれど...
「お母さんどんな人」
「私の大きいの」
「君より大きいのが居るの?てっきり君と同じぐらいかと思った」
お母さんが子供と全く同じ大きさだったら不自然です。
「えぇーあなたのお母さんも大きいでしょ?」
「お母さん、うん凄い大きいよ。もしかしたら君のお母さんより大きいかも」
落ちてる木の枝をペンに地面にヒロイン(波音)の顔と体を描いてたら怪獣みたいになっちゃった。
「わあー私のお母さんより大きい!二メートルあるかなぁ」
あくまでもポッチャマの想像だから当てにしちゃ駄目だよ。
「へえこんなポケモンも居るんだ」
「だよね。あれ、てか僕のお母さんってポケモンだっけ」
ポッチャマはふと悩みました。
人間からポケモンって生まれるの?卵から生まれたけど人間って卵産めるの?
ならどうして僕は人間のように話せないの?
疑問は沢山あるよね。
「大丈夫!きっといつかは人間になれる」
頑張ってお母さんと
同じのになってみせる。
「でも人間になるにはどうしたらいいのかな」
それもそれでまた疑問が増えるばかり。
アブソルも一緒になって考えました。
「人間とおんなじ行動してみたら?例えば」
「例えば?」
「走ってみるとか」
想像してみよう
走りすぎて川の水を吸い上げるポッチャマを……水太りしたポッチャマを。
「鳴き声も今より酷くなりそう」
「確かに」
「進化した後も影響が残ってポッタイシ=“ブタ”イシになるのはやだ」
「じゃあ食べることは?」
「変わらない気がする;」
結果って似たようなことばかりよね。
人間もポケモンも“食”が大切なことは変わらないから。
「よーく考えよう。〇〇は大事だよ」
「?‥いきなり何歌いだすの?」
「お母さんが歌ってたんだ。テレビのCMで流れてたらしいよ。
他にも“アサリがいっぱいパスタが美味い。かけて食べるとパスタが美味い”とか」
「へぇ色々あるんだね。面白そう見てみたい」
「今度君のお母さんと見てみるといいよ!僕も見せてもらったけど楽しいよ。じゃあ次は」
「聞かせて聞かせて」
やれやれアブソルのお母さん捜しは一体何処にいってしまったのやら。
じゃあまたね!
ポッチャマの大冒険1終わり